第1.5回 ワクチンcafe のお知らせ

9月16日(祝)に、先日行った

ワクチンcaféを同じ内容、同じ時間で開催いたします。

台風の行く末が気になったことから、
「一人でも来られなかった方がいらっしゃれば、もう一回やる」
と、宣言したのですが、
昨日今日になって「そんな事やってたの?」「聴きたかったなぁ」
といったお声を聴くに至り自信をもって
「もう一回やる」
と。声高らかに宣言いたします。

 

9月1日のワクチンcaféは30人近い方に聴いていただき、
活発な質問も出て、いい雰囲気の勉強会になりました。
この会のおかげかどうかはわかりませんが、
本日、成人された方からのワクチン予約も入り、
大急ぎでバタバタでしたが「やってよかった」と思っています。

以下は、先日「第一回」のお知らせに乗せた文章そのままですが、
ご興味を持って下さった方のために、改めて掲載します。

日頃から各種ワクチンについて、「どんな病気に対するものか」、「どんなタイプのワクチンか」、「メリットデメリットは何か」、などの内容を十分に理解しないままに『打たせる』『打たせない』の決定をしていませんか?
そうした決定は病気やワクチンに対する理解を深めた上で決定することが望ましいことは言うまでもありませんが、理解を深める機会に出会えなかった方が多いのもまた事実です。
ワクチンに詳しい小児科医がナビゲートいたします。
この機会に軽い気持ちでお勉強をしてみてはいかがでしょうか?

9月1日 日曜日 午後1時から午後3時
1300~ワクチン全般の話
1330~HPVワクチンの話
1400~質問、フリートーク
住吉台こどもクリニック エスペランサ・ホール(クリニック突き当りのホール)
参加費 無料 (託児あり無料・要予約)
お茶とお菓子をご用意させていただけます。
当事者、保護者、ワクチンに興味のある方、医療・福祉・教育関係の方もどうぞ
問い合わせ先 079-556-8270 住吉台こどもクリニック

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)について

Caféの第一回目は無料での接種の開始期限が9月末に迫っている、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)について学んでゆきたいと思います。
年間に3000人の死者を出す子宮頸がんは、HPVウイルスの感染が原因であり、ワクチン接種により80~90%が防ぐことができます。(100%に近づけるのは検診です)
平成25年に定期接種として無料での接種が始まった直後から、ワクチン接種後にいろいろな反応が見られ、テレビなどでセンセーショナルに報道されたたことから、保護者の間に不安が広がりました。それを受けて厚生労働省では無料での接種は継続しつつも積極的な勧奨(どうぞ打ってくださいという奨励)を中止し、その状態が令和4才年4月まで続きました。
現在は小学校6年生から高校1年生の間に「皆さん打ってください」という状況に戻っていますが、保護者の側にある根強い恐怖感から一時は70%に達した接種率は10%にも満たない状況が続いています。
子宮頸がんは、20~30才台での発症も多く、生まれた子どもから母親を奪う「マザー・キラー」として恐れられています。世界中の国でワクチンの効果が出始めた中で、国は積極的な勧奨を控えた時期に接種機会を逃してしまった方たち(平成9~19年度生まれ・27~16才の方)を救済する「キャッチアップ接種事業」を開始しました。けれども、その世代が「ワクチンを打たない」という決定をした時と、同じ知識理解では接種が進むはずがありません。無料接種のキャッチアップ事業もまた大きな進展のないままに今年度いっぱいで終了を迎えます。
昨今いろいろなことについて「正しく恐れる」ことの大切さが叫ばれています。
HPVワクチンに対しても。「何を正しく恐れるべきであるのか」という点を知っていただきたいと思います。
定められた3回の接種を無料で行うためには、9月中に1回目の接種を受けないとその後は最後の接種は有料となってしまいます。最終的な「打つ」「打たない」は、ご自身で決めていただくことになりますが、判断をするための材料を獲得することは決して損な話ではありません。是非この機会に耳をお傾けください

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