昨年9月にインフルエンザワクチンの流通問題が生じてから、いわゆる「それどころではない状態」に陥り、ブログを更新していられる状況ではなくなりました。
習慣化されたものが一旦滞ると、ついついそのまま疎縁になってしまうもので、昨年8月を最後に更新が止まっておりました。
だからといってどうってこと無いと思っていたのですが、知人より「いい加減に更新しろよ!」とまるでお客であるかのごときお叱りを受けて再開しようと思ったのですが、気がつけば入力するモードに入るIDも既に忘れてしまい、思い出せないままさらに月日が過ぎやっと今日教えていただいて、キーを叩いております。
ということで、またブログ初心者に戻ってしまったのですが、新たな気持ちで日々の思いをつづります。
まずは、肩慣らしの軽いジャブから・・・
昨夜、去年バイパス沿いにオープンした牛丼の「すき家」に行きました。
すき家自体は内地にいた頃から何度も通っているので珍しくもなんとも無いのですが、店内に入ると「キング牛丼」の張り紙がありました。
そして「メガ盛2杯分です。」というシンプルな説明書きが添えてあります。
あらためてメニューを見ると「ミニ」「並盛」「中盛」「大盛」「特盛」「メガ盛」というラインナップが示され、ご丁寧にカロリー量まで表記してありました。
しかし、現物を見たことが無い私は「メガ盛」の大きささえ実感できないのです。
「キング牛丼」が、果たしてどのようなものであるのかは気になってしょうがないのですが、「メガ盛2杯分」という掴みどころの無い分量を果たして食べられるのかということも心配です。
栗山家の家訓は「出された物は、残さずにいただく」というもので、幼少の頃から浸透しておりました、それゆえ不本意な過剰カロリー摂取に至ることもありましたが、家訓として守り続けてまいりました。
未知の「キング牛丼」を残すようなことがあっては、中標津移住の1年ほど前に亡くなった亡き父に合わせる顔が無いと思って、気が気ではありません。
しかし、「見てみたい」という好奇心には勝てずにオーダーしました。
注文を受けて下さった女性が「少しお時間がかかります」とおっしゃっていたので「今からお肉を大量に煮るのかなぁ・・・」などと妄想は膨らむばかりで、「一刻も早く会いたい!」という思いは募ります。
待つこと数分、やってきました「丼」という名にふさわしくない深さよりも面積のある器でこんもりと盛り付けられてやってきました。
まず始めに思ったことは「これなら食べられる」でした。
とりあえずは、父の教えを守れそうだという安堵感を感じて、「食べ方始めっ!」です。
確かに食べ続けると多少の飽きは生じてしまうものですが、終盤は刻み生姜をトッピングしておいしく完食。
食べ終わってみると、食べ物をおもちゃにするような馬鹿馬鹿しい分量ではなく、すき家の在り方にも納得。満足の行く晩ごはんでした。
家に帰ってから調べると「ご飯が2人分、お肉が3人分」のメガ盛りの倍だから「ご飯が4人分、お肉が6人分」で2240カロリーで成人男性の1日分の摂取カロリーを既に超えています。
日頃から学会などで知らない町に行くと結果的に数kg体重を増やして帰ってきます。
数年前に広島市で日本小児科学会が開催された折には、二日間で五つのお店でお好み焼きを食べました。皆それぞれに個性があって夢のようなひと時でした。
これはもう「食欲」の問題ではなく、明らかに「好奇心」のなせる業です。
見たことのない食べもの、そこの町でなければ食べられない食べ物、には少年の好奇心が反応してしまいます。
そもそもにして「ご趣味は?」と尋ねられると「ギターとオートバイと電車」という少年趣味から卒業できず、資格と手に職をGETした高校生がいまだに暴走をしている有様であります。
「食べ盛り」はとうに過ぎ、「働き盛り」も終わろうとしている今日この頃ですが、好奇心だけは全く減衰する気配を見せません。
その好奇心のほこ先が食べ物に向かってしまうと、消費しきれないカロリーを摂取することとなり健康にはよくないのは明白ですが、やっぱりやめらんねぇんだよなぁー