電気屋さんが来ました。

中標津で暮らしていた二十余年の間お世話になっていた町の電気屋さんご夫妻が建国記念の日に遊びに来てくださいました。
テレビ、ビデオ、エアコン、空気清浄機、加湿器、洗濯機などなど、
「顔の見えない量販店で安く買うより、お互いにわかっている町の電気屋さんで買う方が結局はお得」
という発想で、消耗品以外はすべてお世話になっていました。
中標津での暮らしを振り返ると、その考え方は間違っていなかったと今でも思っています。

この電気屋さんのご夫妻、実はただものではありません。
ご主人は町一番のベーシストで、ジャズ、ロック、その他何でもハイテクで弾きこなします。
もしかしたら、電気工事よりもハイテクかもしれません。
移住直後に、町に一軒のライブハウスでミュージシャンとして知り合った後に、「町の電気屋さん」としてお付き合いするようになりました。
そして、電気屋の女将がまたスーパーな人で、移住当時は
「民生委員の児童関係の活動をしていらっしゃる人」
くらいの認識だったのですが、その後調査が進むと、PTAの活動やら、
子どもがいじめ・虐待・体罰・誘拐・痴漢・性暴力など様々な暴力から自分の心とからだを守る暴力防止のための予防教育プログラムである
CAPプログラムhttps://cap-j.net/programの活動やら、決して目立ちはしない所で町の子ども達の生活を支えていることが判明しました。
そして、気がつけば私が委員長をしていた町の「子ども子育て会議」のメンバーになり、その後副委員長となっていただき、
私が抜けた後の現在も委員長として活躍して下さっております。

そんなご夫妻なので、用もないのにお店に遊びに行っては「驚異の新製品はないか?」と店内をウロウロし、
好奇心を掻き立てられる商品を見つけては、質問攻めにして楽しいひと時を送っていました。
今回は江戸にお住いのお嬢さんに会いに行く機会に、足を延ばして遊びに来てくださいました。
旧市街地の大書院、旧裁判所、青山歴史村などをご案内して、「いい街ですね」とおっしゃっていただきました。
移住してからまだ1年も経っていないのですが、自分たちの住む街をほめていただけるとうれしいです。
そして、それ以上に会いに来ていただいたことがとてもうれしかったです。

どうもありがとうございました。
また来てね❤

 

PAGE TOP