当初は12月30日と1月3日を診療日と予定していた年末年始でしたが、
12月30日は午前中だけのつもりが、たくさんの患者さんがいらっしゃって結局午後3時近くまでの営業となり、
また、インフルエンザ、新型コロナの患者さんが多数を占めていたことから
「こりゃあ、明日もやらないといけないかなぁ・・・」
ということになり、結局12月28日から、1月5日まで毎日診療をしていました。
その際に気づいたことは、インフルエンザになって受診された方に
「ワクチンしていますか?」とお尋ねすると、全員が「していません」というお答えでした。
当院でのインフルエンザ予防接種は大した数ではありませんでしたが
「みなさん、かかりつけの医療機関で済ませているのかな?」と思っていました。
ところが現実的には接種をされていない方がとても多いことにこの年末年始で気づかされました。
少なくともお子さんについては、市が一人当たり3500円の補助しているので、
接種料金の半分を補填してもらえるわけですから、かなりお買い得です。
お子さんがインフルエンザに罹れば、自動的に5日間は保護者の方もお仕事に行けませんし、
幼児期には毎年100人ほどのお子さんが脳炎脳症を発症し、命を落としたり重い障害を残したりします。
特別な事情がない限り、格安な予防接種を強くお勧めします。
また、この年末からA型インフルエンザがこれほど大流行しましたから、
年が明けて今度はB型が同じように大流行をする可能性は十分にあります。
またA型とB型は全く別の病気ですから「一回かかったから、もうかからない」ということはなく、
A型罹患によって、少なからず気道粘膜などにダメージを受けた方は、
「A型にかかっていない人よりも、むしろ感染しやすい」とも考えられます。
予防接種をしていない方は、今からでも遅くありませんのでワクチン接種をお勧めします。
中学生までのお子さんと、65才以上の方への接種費用の助成は、1月いっぱいは継続しています。
すぐに始めていただければ、1月中に二回の接種を終えることもできます。
是非、お考え下さい。