来客

先日、何の前触れもなく懐かしいお客様が当院を訪れました。

今まで住んでいた北海道の中標津町で活動していた、まつり実行委員会、観光協会、などの先輩で、ここ数年は経営している会社まで出向いて「職場防衛」ということで、職員の方にインフルエンザの出張予防接種をしていた会社の社長さんが、何の前ぶれもなく当院を訪ねていらっしゃいました。

なにやら、京都で業界の会合があり、一日早く関西入りをされて天橋立観光に向かう途中で立ち寄って下さったようです。

懐かしいお菓子をお土産にお持ちくださり幸せな気持ちになりました。

何よりも、少子化の影響とはいえ、今まで住んでいた中標津の町を「捨てて、出てきた」という罪悪感があったので、町の人が訪ねて来て下さることはこの上なくありがたく、ほっとする瞬間でもあります。

人生の上で大きな決断をするときには、新たに手に入れるものと引き換えに、それまで持っていたものを手放すことが必然です。

20年ちょっと暮らした中標津の町は、手放していなかったのかと思えてうれしい来客でした。

どうもありがとうございました。

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