病児保育室「スキップ」

この連休明けから中標津こどもクリニックの1階の一部スペースを使って、
「病児・病後児保育事業」を開始しました。
などとえらそうに言っていますが、これは「一時預かり事業」「ファミリサポート事業」ととも中標津町が事業主体となってこの春に始まった子育て支援事業の一環として町から委託を受けて開始したものです。

「病児保育」と言うと、「病気の時くらい、親がそばにいないと!」とお考えの方も多いものと思われますが、むしろ病気の時こそ保育士、看護師、医師などの多くの専門職の眼に触れケアを受けることが子ども達の身体のみならず、精神的、社会的な回復、成長、発達に大きな役割を果たすものと近年考えられています。

私たちは病児保育室の屋号を「スキップ」としました。
ウノなどの海外のゲームではおなじみですが「スキップ」は「1回飛ばし」「1回休み」などを意味します。
日頃通いなれた保育園、幼稚園、小学校などを1回お休みして私たちの作った安全な居場所に来ていただき、ご家族以外の多くの大人たちとのかかわりの中で元気を取り戻してスキップで帰って行けるような場にしたいという思いからです。

多くの大人から大切にされていることを実感し、その中で病気に打ち勝つことで自分の命に自信を持ってもらい、本来ならマイナスである病気をプラスにしてしまうような力を持っている子どもたちに、その力を大いに発揮してもらえる場所でありたいと思っています。

町も大きな決断と努力を持って三つの事業を実現して下さいました。
より多くの方に有効に利用していただけるように努力することが、大きな役割を果たしてくれた町の「いい仕事」に対する責務であると思っています。
事業の利用には事前登録を必要としますが、登録は無料ですることができますので中標津町子育て支援室にて登録を行なって、いざという時には私たちのサービスをご利用ください。

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